FXでの実際の取り引きはどう行われているのか

 
FXは、異なる2つの通貨を売買し、相場の変動を利用して、その為替差益を求めていく金融商品になります。
ですので、投資取引を行うためには、通貨を買って売る、もしくは、通貨を売って買う、という一連の決済が必要なのですが、それは実際にどのような手順で行われているのでしょうか。

まずは、まずは通貨に対して売買の注文を入れます。
今の注文は、パソコンなどの取引システムソフトなどの画面上から行えますので、どの通貨をどのぐらい注文するのかなどを決めて、注文を選択すればよいでしょう。
この注文が約定されて確定すると、取り引きが開始されます。取り引きの最中は、2つの通貨の内のどちらかを保持することになりますので、この状態をポジションを持つ、と言います。
こうしてポジションを持った状態で、為替レートが変動していくのを待ちます。
この為替レートの動きを予測することが、FX取引の全てと言っても過言ではありません。
安く買った通貨を高く売り、高く売った通貨を安く買い戻す、この繰り返しでFXは利益を求めていき、また、こうした事が出来る理由は、為替レートが上がったり下がったりと、刻々と変動を繰り返しているからなのです。

こうして為替レートの動きを待ちながら、いよいよ決済の注文を出していくことになりますが、注文の仕方にも色々な方法があります。
代表的なものは成行注文と、指値注文、逆指値注文になります。
成行注文とは、実際に為替レートの動きを見ながら、自分の任意の価格になった時に注文をしていく方法です。取引システムの画面から直接注文を入れていきます。
これに対して、指値注文や逆指値注文は「為替レートがこの価格になったらば売る、もしくは買う」という注文を予めしておく方法になります。
このような注文方法を状況によって使い分けながら、保持しているポジションの価値、つまり通貨の価値を決定していくのですが、この注文を入れるときには2つの注意点があります。
一つはスリッページを考慮するということになります。
スリッページとは、取引システム上から注文を行って、それが確定され約定となるまでのタイムラグに、為替レートが変動してしまうことを指します。
これを考えに入れておかないと、利益を上げたと思って注文を入れたのに、タイムラグの間に為替レートが変動して損失を被ってしまったという事も起こるのです。
注文を入れる際には、このスリッページに対しての許容範囲を設定出来ることがほとんどなので、それを利用するとよいでしょう。これにより、万が一大きくレートがずれた場合は注文を見送るという事も可能です。
また、このスリッページの設定が狭すぎると、レートの変動が激しい場合などは、なかなか注文が確定しないこともありますので、自身で状況を見ながら調整をする必要があります。

もう一つは、スプレッドに気を配ることです。
スプレッドとは、為替レートで表示される売値と買値の幅になります。よくテレビのニュースで為替の値動きがトピックスになりますが、その時の「1ドル100.00円から100.15円」の価格の差、この例では100.00円が売値になり、100.15円が買値になります。この二つの価格の差額である15銭がスプレッドになります。
このスプレッドの金額は、FX取引業者の利益として徴収されていきますので、この幅についても注意が必要になります。
これらの事に考慮しつつ、成行注文や指値注文を使い分けながら、実際に注文を入れて、ポジションの売買を行い、それが約定されれば決済となってポジションが解消され、投資を行っていない状態に戻ります。

これが一回の取り引きの流れになりますが、実際は取引システムの画面を操作するだけですので、それほど手間を掛けずに行うことができます。
まずは小さな値幅の中で、試験的に投資取引を行ってみて、慣れてきたら少しずつ値幅の広がりを待っていくようにしていけば、それほど苦労をすることもないと思いますので、いきなり大きなものを狙わずに、試していきましょう。